ひらがなをきれいに書くための7つのコツを紹介します。ただひらがなを書くだけでなく、”きれいに書きたい”と考えている人は、ぜひ参考にしてください。
※出品者によって納品物や利用条件が異なります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
ひらがなをきれいに書く7つのコツ
ひらがなをきれいに書くコツは、以下の7点です。これらを意識しながら、書くようにしてみましょう。
- ペンを正しく持つ
- 書き順を守って書くようにする
- 練習プリントを使って、なぞり書きから始める
- 見本を見ながら書いてみる
- 「あいうえお」から始めず、簡単で似た形のひらがなから練習する
- 曲線を意識する
- 漢字を組み合わせる時は、ひらがなを小さめに書く
コツ①ペンを正しく持つ
ひらがなをきれいに書く1つ目のコツは、ペンを正しく持つことです。
親指を人差し指~中指の上に置いてギュッと力を入れて持っている人も多いですが、正しい持ち方は親指と人差し指でペンを挟むような感じです。
正しいペンの持ち方は、「ペン字のきみこ先生」の動画が参考になります。
ペンを正しく持つことで、余計な力が入らず思った通りに動かしやすくなります。
正しく持つと、ペン先を動かしやすくて、思ったところに線が書けるようになりますよ。(中略)正しい持ち方だと、余計なところに力が入らないので、たくさん書いても疲れにくい、というメリットも。
ペンの正しい持ち方|東京・青山一丁目ペン字筆ペン教室
ペンの正しい持ち方は、美文字への最短距離!
持ち方だけでなく、姿勢も意識しよう!
ペンを正しく持つだけでなく、ぜひ書く時の姿勢も意識してみてください。正しい姿勢で書かないと、力加減などがうまくいかずきれいな文字が書けなくなるからです。
正しい持ち方と正しい姿勢は、きれいな字を書くために大切なことです。
手先でいくら文字のバランスや体裁を整えようとしても、姿勢が崩れていれば美しい文字は書けません。きれいな文字を書くために正しい姿勢をしっかり押さえましょう。
きれいな字の書き方と正しい姿勢|日本代筆屋協会
コツ②書き順を守って書くようにする
ひらがなをきれいに書く2つ目のコツは、書き順を守って書くことです。
ひらがな一つ一つに、正しい書き順があります。正しい書き順で書くと、形が整ったきれいな字が書けるようになります。
私も書道を習っていた時に、「書き慣れているひらがなでも、正しい書き順がきれいな文字を書くポイントだ」と教えられてきました。
ひらがなの書き順を解説している動画を見つけたので、合わせてご覧ください。
ひらがなの書き順は「左から右」「上から下」
ひらがなの書き順は、漢字と同じく「左から右」「上から下」が基本です。
横の方向に書く「こ」などは、左から右を意識します。縦の方向に書く「い」などは、上から下を意識してください。
よく見ると、漢字と同じことが分かります。つまりひらがなを正しく書けるようになることで、きれいなバランスをとれた漢字も書けることに繋がるのです。
コツ③練習プリントを使って、なぞり書きから始める
ひらがな練習プリントを使って、なぞり書きから始めるのが、ひらがなをきれいに書く3つ目のコツです。
なぞり書き用のプリントは薄くひらがなが書かれているので、見本通りになぞりましょう。なぞり書きでの練習を繰り返すうちに、ひらがなの正しい形を理解できます。
ひらがな練習プリントを、プリンターで印刷できる便利なサイトもあるのでチェックしてください。
こちらのサイトでは、身近なものや行事にまつわるイラスト付きで、楽しく学べます。字を書く前の準備運動用のプリントもあり便利です。
コツ④見本を見ながら書いてみる
なぞり書きでひらがなの正しい形を理解できたら、次はひらがなの見本を見ながら書いてみましょう。これが、ひらがなをきれいに書く4つ目のコツです。
ひらがな見本と同じように書くよう意識することで自分の文字も見本に近くなり、綺麗に書けるようになります。
ゆっくり書く
そして、ゆっくり書くようにも意識してください。早く書いてしまうとどうしても雑になります。見本と同じ形で書くためにもゆっくり丁寧に書くことを心がけましょう。
手書きに慣れる
ひらがな・文字をきれいに書くには、手書きに慣れることが重要です。書き順はもちろん見本を見てゆっくりと丁寧に意識して書く、とにかく練習してください。
正しくたくさん手書きして練習することで、自分の癖も訂正できますしきれいな文字が書けることに繋がるからです。
コツ⑤「あいうえお」から始めず、簡単で似た形のひらがなから練習する
ひらがなの練習は、「あいうえお」から始めないことも大切なポイントです。
「あ」は線の種類が多くて難しく、最初からきれいに書くのは至難の業。また「あ」の次は「い」で全然形が違うため、練習するには不向きです。
簡単で似た形のひらがなから練習することで、よりきれいに書けるようになります。
最初は1画のひらがな「つ」「く」「し」などを練習し、順に画数を増やしていくのもおすすめです。
コツ⑥曲線を意識する
ひらがなをきれいに書く6つ目のコツは、曲線を意識することです。
ひらがなは見ても分かるように、曲線(カーブ)が多く使われています。この曲線を意識して書くようにしてください。イメージは「一筆書き」のように、なめらかに書くこと。ひらがなが持つ本来の美しさが出せます。
上品な文字を教えている西村真翔氏も、以下のように、ひらがなを書く際の曲線の大切さについて提言しています。
直線的な漢字に比べ、曲線的なひらがなは、線自体の美しさが、全体のイメージに大きく影響してきます。(中略)
ひらがな、曲線に注目。字をきれいに見せる、たった3つの方法|西村真翔
滑らかに書けると美しい線になるのですが、このためには、曲線と直線を滑らかにつなぐSライン練習をするのが近道です。
Sライン練習の動画も掲載されていたので、シェアしておきます。
ただし極端に曲線を意識してしまうと、丸文字で子どもっぽくなってしまうので気を付けてください。
コツ⑦漢字と組み合わせる時は、ひらがなを小さめに書く
ひらがなをきれいに書く7つ目のコツは、漢字と組み合わせて書くときは「ひらがなは小さめに書く」ことです。
きれいに書くというよりも、文章全体をきれいに見せる効果がある方法ですが、文字の大きさも意識することでよりきれいに見せられます。
漢字は大きめ・ひらがなを小さめにすると、流れを感じることができ読みやすくもなります。また漢字でも画数が多いものは大きめに、少ないものは小さめに書くことで粒がそろってきれいに見えます。