子どもたちがひらがなを覚えやすいのは、どのような教え方なのかを分かりやすくまとめました。
※出品者によって納品物や利用条件が異なります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
子どもがひらがなを覚えやすい教え方5選
子どもがひらがなを覚えやすい教え方を、5つ紹介します。
1.木の積み木で楽しみながら教える
あくまで筆者の経験ではありますが……、私の母にどのようにひらがなを教えていたか聞いたところ「木の積み木を見せて、楽しみながら教えたよ」と返事がありました。
ひらがなと絵が書かれている、このような積み木です。
母も最初は、「ひらがなを本当に覚えてくれるのか」と不安だったとのこと。しかし積み木で学ぶというよりも、自由に遊ばせながら教えていたようです。
自由に遊ばせていたため、私は楽しみながら、どんどんひらがなに興味を持ちスムーズに覚えるようになったと聞きました。できるようになった年齢は不明でしたが、「積み木を使ってから覚えるのは早かった」と言われました。
幼児教育講師も、(幼児期の)ひらがなの学習には「積み木」など、どんどん取り入れると良いとツイートしていました。ひらがなを教える際は、ぜひ積み木も選択肢に入れていただければと思います。
ひらがな積み木のおすすめ7選2.絵本を使って、「絵に合わせた言葉」で教える
絵本を使って、「絵に合わせた言葉」で教えるのも効果的です。
ただ「あ・い・う・え・お」と教えるだけでは、その時は分かったとしても記憶していません。できるだけ「絵」も見せながら、目での情報も合わせる方が覚えます。
5歳4か月と1歳5か月の男の子2人を育てている私の妹は、「結局は絵頼りだった」と言っていました。絵があった方が、より興味を持ったとのこと。
絵本は「あいうえおの本」など、専用のものを選ぶとさらに良いでしょう。
お子さんたちが楽しくひらがなを学べるように工夫されています。「あ」のところには、あんぱんの絵が載っています。このページを見たときに、「”あ”は、”あんぱん”の”あ”」など言葉で教えてください。その方がどんどんひらがなを覚えていくのです。
積み木でも同じように教えられる!
積み木での教え方も同様で、積み木に絵が書いてあります。私はこれを見て、絵と言葉を合わせながら教えられたため、早くひらがなを習得できました。探すと、私と同じような方法で教えられた人も居ました。
あいうえお積み木というものを使っていました。積み木に例えば「い」のうらに「犬の絵」、「い」の次に「ぬ」を探す!!というように遊んでいました。
ひらがな覚えるのは何を使いましたか?|お悩み相談室 ビジョンインフォ
楽しく覚えるとどんどん覚えていくという様子でした。
3.タブレットやアプリなど、音や反応がある教材を使う
絵本やテキストの教材以外にも、タブレットやアプリなど音や反応がある教材を使うのもおすすめの方法です。
筆者の妹に、子ども2人(特に上の男児:5歳4か月)どのようにひらがなを教えたのか?何が一番ひらがなを覚えやすかったのかを聞いてみました。すると「一番は、こどもちゃれんじだった」と即答!
カルタなども使ったようですが、タブレットでの学習が甥にとっては一番ひらがなを覚えやすかったようです。こちらから「やりなさい」とも言わないのに、自主的に学習したとのこと。
また以下の保護者の方も、こどもちゃれんじを使ったことで「ひらがなが読めるようになりつつある」・「2週間でだいたいのひらがなを覚えた」とツイート。テキストや絵本でなかなか興味を示さない‥といったお子さんにはタブレット・アプリの活用を検討してみてください。
オンライン教材「すらら」もおすすめ
オンライン教材の「すらら」を活用するのもおすすめです。すららは、タブレットやパソコンで学習できるオンライン教材です。
一部の小学校でも導入されています。
すららは特に、自分の子が周りの子たちと比べて「覚えるのが遅いのでは……?」と悩む保護者の方に活用されています。
ひらがなの書字を克服。テストが50点から100点に!
すららの体験談
「すらら」低学年版は、字形が似ているひらがなをグループにして覚えていくので、文字の形の細かい差異を意識づけることができます。
すららは、勉強を頑張るとポイントを獲得でき、もらったポイントでキャラクターを育成できるという、ゲームのようなシステムが特徴。学習習慣を作る方法に最適です。
ゲーム感覚での学習なので、楽しく取り組んでいるうちに、ひらがなの読み書き力が自然と身に付きます。続けやすいのもポイントのひとつです。
すららで「ひらがな」や「カタカナ」が書けるようになる?4.環境を整えて、ひらがなに触れる機会を増やす
家の中で、ひらがなを目にする(触れる)機械を増やすのもおすすめです。
私の子どもの頃は、トイレやお風呂に「あいうえお表」が貼られていました。毎日、生活の中でひらがなを目にするため、自然と慣れて覚えていった経験があります。
この方法は教育熱心な家庭ではかなり人気で、実際に効果を実感する方法も多いです。
あいうえお表はわざわざ買わなくてもインターネット上から簡単に印刷できますし、ひらがなに触れる機会を増やしてみましょう。あいうえお表は、印象に残りやすい絵付きの方を推奨します。
5.しりとりしながら教える
しりとりしながら教えるのも良い方法です。筆者は、積み木を使ってひらがなを覚えましたが、母に詳しく聞くと「しりとり」をよくしていたとのこと。
「いちご→ごりら→らっぱ、など積み木を机に並べながら教えていた」と母は言っていました。積み木の使い方を工夫していたようです。
こちらの保護者はお子さんからしりとりバトルを仕掛けられているとツイート。しりとりなら、親子で楽しめますね。コミュニケーションも取れますし、一石二鳥です。
ひらがなをしりとりできる練習プリント(無料)も、簡単にインターネットで印刷できます。
お持ちでない方は、こういったものも活用してみてください。なぞり書きバージョンもあるので、慣れるまではこちらを使うと良いでしょう。
6.身近な言葉で名前あてクイズをしながら教える
身近な言葉で名前当てクイズをしながら教えるのも、子どもたちにとって楽しみながら覚えられる方法の一つです。
大切なのは、家族やペット・興味があるキャラクターなど身近な名前を使うことです。例えば「しまじろう」に興味がある子どもなら、「しまじろうの”し”は、これだね」と言いながら教えるのです。子どもが覚えるまでは、最初に答えを言いながら該当の文字を指す・・これを繰り返すのがポイント。
子どもが自分で文字を指せるようになってから、次の文字に進みましょう。
子どもにひらがなを教える4つのコツ
子どもにひらながを教えるコツは、下記4つです。上記の方法を取り入れながら、以下のポイントも意識してみてください。
- ひらがな単体では無く、言葉として教える
- カードやゲームなど、楽しみながら学ぶ
- できるようになったらご褒美、など頑張りを見える形で評価する
- ひらがなは「読み」からスタートする
コツ①ひらがな単体では無く、言葉として教える
ひらがなは単体では無くて、言葉として教えましょう。子どもがひらがなを覚えやすい教え方:2つ目の方法でもお伝えしていますが、絵に合わせた言葉で教えるのがポイントです。
このツイートしていた方も「かき」と発したら柿の絵を見せて、さらに「かき」と言います。この繰り返しでひらがなを覚えていく‥まさにその通りです。
YouTubeを使うと、より分かりやすい
YouTubeには、様々な知育動画がアップされています。
その中でも、食べ物の名前をフラッシュカードにしたこちらの動画が分かりやすかったので、シェアします。言葉をまず読んでから、その名前の絵も表示されるので理解しやすいです。ひらがなを読む練習にピッタリです。
コツ②カードやゲームなど、子どもが興味を持つもので楽しみながら学ぶ
2つ目のコツは、カードやゲームなど、子どもが興味を持つもので楽しみながら学ぶことです。
勉強は楽しく無くて集中できない‥という子どもでも、同じ学習でもカードやゲームを使えば真剣に・また集中して取り組むようになります。
ひらがな練習用のカードやゲームなどがたくさんあるので、子どもに合ったものを選んであげてください。保護者の方も一緒にできるゲームもあります。こちらの記事で、ひらがなを練習できるゲームをまとめています。
ひらがな練習ゲームおすすめ5選【無料あり】こちらのお子さんは、捕まえたポケモンにニックネームを付けることで瞬く間に50音を覚えたようです。こういうやり方もあるのは、とても参考になります。何に子どもが興味を持っているのか?を把握して、それを取り入れると良い効果を生み出します。
アプリを使うのも効果的!
ひらがなの練習には、アプリを使うのも効果的です。スマートフォンやタブレットをお持ちの方は、端末そのものにダウンロードできるアプリも活用しましょう。
Webサイト上のゲームよりも本格的に練習できるアプリも多く、一部App内課金が必要なものがあるものの‥ほとんどが無料です。アプリなら実際に使った人のレビューも確認できますし、合わなければアプリを削除すればOK。気軽に試してみてください。
以下の記事で、子ども向けのひらがな練習アプリを紹介・特徴をまとめています。
子ども向けひらがな練習アプリおすすめ9選【2024年最新】コツ③できるようになったらご褒美、など頑張りを見える形で評価する
3つ目のコツは、できるようになったらご褒美など頑張りを目に見える形で評価してあげることです。
ご褒美は何でも構いませんが、お菓子よりもシールを貼ってあげるなど残るものが良いでしょう。ゲームでも問題ありませんが、あまり高額すぎるのはNGです。
この保護者、ひらがなの練習を嫌がる息子さんのために「ゲームを買う」というご褒美を設定しました。どのようなゲームかは分かりませんが、ゲームをきっかけに自主的にひらがなを書くようになったとのこと。こういうパターンもあるので、どのご褒美を設定するか?が、鍵になりそうです。
コツ④ひらがなは「読み」からスタートする
最後4つ目のコツは、ひらがなの読み書きは「読み」からスタートすることです。これは絶対に守ってください。なぜなら、ひらがなは読めないと書けないからです。
幼児教室ひまわりの塾長も、読みと書きを同時に学ぶのはお子さんに負担が大きいと明言しています。
読めないものは、書けないので、読みと書きを同時に学ぶのはお子さんに負担が大きいです。
幼児教室ひまわり
また保育士も、「ひらがなを書けるようになるのは、読めるようになってから」と言っています。仮に書けたとしても、それは形として書いているだけとのこと。
ひらがなを書けるようになるのは、先にひらがなが読めるようになってからです。読む前に書いたとしても、それは文字としてではなく、単なる形として書いているに過ぎません。
KIDS LINE
ある程度読めるようになったら「ひらがなの書き」も、させたくなります。しかし、ここはグッと我慢。完全に読めるようになってから、「書き」に取り掛かりましょう。
ひらがな「読み」の練習方法