書道家に書いてもらうには?依頼方法や相場、書道家の探し方を解説

書道家に書いてもらうには?依頼方法や相場、書道家の探し方を解説

書道家への依頼方法や相場、また書道家の探し方についても分かりやすくまとめました。

書道家に書いてもらう2つの方法

書道家に書いてもらうには、以下2つの方法があります。

書道家に書いてもらう2つの方法

それぞれ詳しく解説します。

探し方①直接、書道家に依頼する

書道家の方の中には、ホームページで依頼を受け付けているところもあります。問い合わせフォームから連絡しましょう。ホームページの他、各SNSでも見つけることが可能です。

ただし、受け付けてくれる内容が決まっていることもあるため、依頼できることを確認してから連絡しましょう。

以下で、書道家様のホームページをまとめました。ぜひサイトにアクセスして、制作事例など確認してみてください。

書道家様HP依頼できること
書生 根本みき
https://nemotomiki.jp/
・オーダーメイド
・筆文字ロゴ制作
・美術協力、パフォーマンス
飯田 峰空
https://houkuu.com/
・筆作品
・デザイン筆文字
杉田 曠機
https://sugitakoki.com/
・店舗、会社、商品の各ロゴ制作
・イベント、番組の題字制作
・ウェブサイトや広告
・横断幕、Tシャツの制作
・企業理念、ブランドメッセージ等多数
藤井 碧峰
https://original-sho.com/
・書作品、オリジナル商品、筆文字ロゴの制作
・命名書、表札、色紙作品の制作
・筆文字Tシャツ等多数
・富山県で書道教室も開講
桑名 龍希
https://www.kuwana-ryuuki.com/
・筆文字ロゴ、筆文字名刺制作
・命名書制作
・アートパネル、インテリア書道作品の制作
・ウェルカムボード、結婚祝いの制作
・出張書道パフォーマンス

探し方②スキルシェアサービスを利用する

スキルシェアサービスとは、個人が得意なことや特技を商品として販売しているサービスのことです。

スキルシェアサービス
画像:スキルシェアサービス「ココナラ」

スキルシェアサービスでは、好きな人を選んで依頼をすることができます。中には、プロ・師範資格を持つ書道家・著名な書家の出品もあります。実際に、高品質な制作物が多数納品されています。

以下で代表的なスキルシェアサービスを4つ紹介するとともに、簡単に特徴をまとめました。

ココナラ

スキルシェアサービス「ココナラ」

【公式】ココナラ

「ココナラ」は会員数300万人を超える、日本最大級のスキルシェアサービスです。
書道家もたくさん登録しており、ロゴの作成や書道作品、看板や表札の作成、手紙や祝辞の代筆まであらゆるサービスに対応しています。

評価・レビューといった実績もしっかり掲載され、信頼度も抜群。出品者と依頼者はメッセージの他、ビデオ通話等でもやり取りできるので安心です。

ランサーズ

スキルシェアサービス「ランサーズ」

【公式】ランサーズ

日本最大級のクラウドソーシングサイトとして有名な「ランサーズ」でも、書道家に依頼できます。

中には、師範資格を持つ人もスキルを販売。直接ホームページを介して書道家に頼むよりも、ランサーズ経由の方が安く依頼できたりします。

minne

スキルシェアサービス「minne」

【公式】minne

「minne」は様々なハンドメイド作品の売り買いに特化した、国内最大級のハンドメイドマーケットです。

書道家に依頼するというより、出品者が制作した作品を買うというイメージの方が近いかもしれません。スマホがあれば簡単に購入できます

可愛らしい毛筆作品が多く出品されている印象です。

Creema

スキルシェアサービス「Creema」

【公式】Creema

「Creema」も、minne同様にハンドメイドマーケットの一つです。minneと品揃えが異なるため、両方で探してみることをおすすめします。

筆者も購入するときは両方使っていますが、Creemaの方が作家のレベルと作品の値段が高めなように思います。大人っぽいデザインが多いのも、Creemaの特徴です。

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書道家に依頼する前に決めておきたいこと6つ

書道家に依頼する前に決めておきたいこと6つ

書道家へ依頼するには、「自分が何を、どのように書いてもらいたいか」等を決めておくとスムーズに進められます。

書道家に依頼する前には、以下の6点をあらかじめ決めておきましょう。

作って欲しいもの

書道家に依頼する前に決めておきたいこと「作ってほしいもの」

まずは、作って欲しいものが何かを決めておきましょう。書道作品といっても、ロゴや看板等様々な商品があるからです。

また同時に、以下の項目も決めておくと安心です。

  • 目的
  • サイズ
  • 雰囲気やテイスト
  • 自分用かギフト用か

何に使うかの目的、サイズ、雰囲気・テイスト、自分用かギフト用か…決めておくことが多いですが、これらをしっかりと明確にしておけば探しやすくなります。

予算

書道家に依頼する前に決めておきたいこと「予算」

次に、いくらまで出せるかの予算です。何を作ってもらうかでかなり金額が変わってくるので、必ず予算も設定しておきましょう。

スキルシェアサービスなら、予算~○○円までと絞り込んでの検索も可能です。

納期

書道家に依頼する前に決めておきたいこと「納期」

次は、いつまでに欲しいかの納期です。書道家のホームページ・スキルシェアサービスは出品者ごとに、必ず納期が記載されています。

絶対この時までに間に合わせたい、というのがあれば逆算して注文・依頼しましょう。お急ぎ便などのオプションも追加できるところもあるので、必要に合わせて活用を。

納品方法

書道家に依頼する前に決めておきたいこと「納品方法」

納品方法についても、確認しておかなければなりません。こちらも必ず明記されているので、データもしくは現物、データなら原画ももらえるのか等までしっかりチェックしてください。

看板やロゴに使うものならばデータのみですし、書道作品や命名書などなら現物です。ただしデータのみでも、追加料金を支払えば原画までもらえるところもあります。

知的財産権について

書道家に依頼する前に決めておきたいこと「知的財産権について」

知的財産権も、忘れてはならない項目です。

知的財産権とは、制作(創作)した人に与えられる「勝手に利用されないようにする」権利のことです。制作・創作者を守るための制度、といえば分かりやすいでしょうか。

知的財産権制度とは、知的創造活動によって生み出されたものを、創作した人の財産として保護するための制度です。

知的財産権とは|特許庁

よく似たものに著作権がありますが、これは知的財産権の一つです。

一般的に商用として利用するなら、「著作権の譲渡」と「著作者人格権を行使しない」という2つの取り決めが必要です。

参考:当選した提案の著作権は譲渡されますか?|ランサーズ

”著作者人格権を行使しない”とは、納品された制作物を修正など自由に手を加える・使うことができるようにするためのものです。著作者人格権は著作権のように譲渡できないため、行使しないことを約束させることが重要です。

契約書によくある「著作者人格権を行使しない」という契約条項は、クリエイターや制作会社に著作者人格権を行使しないことを約束させて、自社において納品された著作物を修正等も含めて自由に使えるようにするために必要な契約条項なのです。

著作者人格権とは?わかりやすく解説|企業法務の法律相談サービス

上記2つを決めておかないと、揮毫された作品を使ってグッズや本を作るとき・また加工などをするときに、書道家の許可が必要になるからです。

個人として使う分には問題ありませんが、ビジネスで使うなら著作権の譲渡そして著作者人格権を行使しない旨は必ず決めておきましょう。

求めるのは「デザイン」か「アート」か

書道家に依頼する前に決めておきたいこと「求めるのは「デザイン」か「アート」か」

書道家と一言で言っても、デザインが得意な書道家・アートが得意な書道家など、それぞれ得意分野が違います。

参考:デザインとアートの違い、基本は感覚?|専門学校デジタルアーツ東京

  • デザイン……依頼者の指示にそって揮毫するのが得意。ロゴ、看板などの依頼に向いている
  • アート……書道家のセンスに任せる面が強い。インテリア、命名書などの依頼に向いている

このようにデザインとアートでは、求めるものによって依頼先が異なることを知っておいてください。

アートが得意な書道家に依頼者があれこれと注文をつけると、トラブルが発生する可能性もあるので注意を!なぜならアートには、明確な目的や答えがありません。書道家の感性で作られる、自由なものだからです。

アートでは、制限を設けず自由に表現されることが良いとされます。

専門学校デジタルアーツ東京

書道家に依頼するまでの流れ

書道家に依頼するまでの流れ

この章では、書道家に依頼するまでの一般的な手順を解説します。

①書道家を探す

書道家に依頼するまでの流れ「書道家を探す」

まず初めに、書道家の公式ホームページやスキルシェアサービスを使って書道家を探しましょう。

②問い合わせをする

書道家に依頼するまでの流れ「問い合わせをする」

依頼したい書道家が決まったら、まずは受注してもらえるか問い合わせてみましょう。その際、あらかじめ以下の項目を伝えておくとスムーズに進みます。

  • 作って欲しいもの(目的、サイズ、雰囲気やテイスト、自分用かギフト用か)
  • 予算
  • 納期
  • 納品方法
  • 知的財産権について(商用利用の場合)
  • アートかデザイン、どちらを求めるか

③詳細を決める

書道家に依頼するまでの流れ「詳細を決める」

問い合わせて書道家もしくは出品者から受注可能という連絡がきたら、詳細を決めていきましょう。自分だけでなく制作側:書道家の意見もあるのでメッセージ等で相談しながら、条件をすり合わせていくことが大切です。

作りたい方向性が決まれば、見積もりをもらってください。

④正式に依頼する

書道家に依頼するまでの流れ「正式に依頼する」

見積もりを見て問題なければ、正式に依頼しましょう。見積もりを確認してからの正式な依頼なので、安心です。

⑤完成まで待ち、納品されれば完了

書道家に依頼するまでの流れ「完成まで待ち、納品されれば完了」

指定された期日まで、完成を待ちましょう。完成後は連絡が来て納品されます。以上で書道家への注文・依頼は完了です。

書道家へ依頼する場合の料金相場は?

最後に、書道家へ依頼する場合の制作物ごとの相場を表にしてまとめました。

書道家のホームページを介すのかスキルシェアサービスを使うのか、また書道家や出品者によって料金は大きく異なります。参考程度にお考えください。

制作物料金相場
ロゴ2,500円~100,000円
看板30,000円~200,000円
命名書500円~150,000円
書道作品300円~200,000円
商品パッケージ10,000円~100,000円
パフォーマンス30,000円~150,000円

上記の金額は、あくまでも目安です。著名な書道家の先生に依頼すると、数十万~数百万の依頼費用が必要になることもあります。

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